9月23日~七十二候・その46[雷乃収声/かみなりこれすなわちこえをおさむ]
稲妻や白き茶わんに白き飯/吉川英治

二十四節気の秋分・初候、雷乃収声。
夏の季語である雷が収まる頃。
積乱雲と夕立の変わりに、鱗雲があらわれます。
「暑さ寒さも彼岸まで」・・・本格的な秋となります。
「稲妻」とは・・・古人曰く「光あつて雷ならざるをいふなり」。
この稲妻、やはり、田園の大きな風景が似合う。
稲妻や都会の空は狭かろう/小栗釣月
俳句的な稲妻は、夏の雷よりも遠く短く、雨も音もなく、空を駆ける。
稲妻は、稲の夫(つま)の意味で、稲妻によって稲が実る、と言う俗説により秋の季語となっています。
ゆえに、雷ではなく、秋の稲妻にて・・・。

稲妻や世をすねて住む竹の奥/永井荷風
いなづまの花櫛に憑く舞子かな/後藤夜半
いなびかり北よりすれば北を見る/橋本多佳子
稲妻のゆたかなる夜も寝べきころ/中村汀女
稲妻や童のごとき母の貌/恩田秀子
稲妻の沁みとほりたる喪服脱ぐ/神蔵器
稲妻に眠れぬ枕裏返す/泉田秋硯
稲妻や越後平野のコシヒカリ/小栗釣月

稲妻を怖がる仔猫抱きにけり/小栗釣月
コメントの投稿
さえきサン、こんばんわ。
はい。
お陰様で、今、十七夜も観ています。
> 今夜の立待月、私のところではぼうっとした月が昇って来ました。
> どうなっているのか、ソラの状況は全く読めません(笑)。
こちらはヤヤ雲がありますが観えます。
イイ塩梅です。
> シルバーウィークとかいう9月の祝日を利用して、遅い夏休みを取ってやろうと目論んでいましたが早々と諦めました(笑)。
お~、御多忙なのですね。
> 昔、中古のLEVIN(電光・稲妻)に乗っていたことがあります。
> 古きよき時代のいいクルマでした。
はい。
FRでしたね。
あれは早かった。
今はFFばかりでつまらないですネ。
No title
今夜の立待月、私のところではぼうっとした月が昇って来ました。
どうなっているのか、ソラの状況は全く読めません(笑)。
シルバーウィークとかいう9月の祝日を利用して、遅い夏休みを取ってやろうと目論んでいましたが早々と諦めました(笑)。
昔、中古のLEVIN(電光・稲妻)に乗っていたことがあります。
古きよき時代のいいクルマでした。