映画・【おらおらでひとりいぐも】を観た。
今週は既に五本観ました。←まじ、ギターの練習しろよ。
タイトルが、宮沢賢治の詩「永訣の朝」の一節だったんで、ネ…つい。
わたしたちが いっしょに そだってきた あひだ
みなれた ちやわんの この 藍のもやうにも
もう けふ おまへは わかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
「永訣の朝」は五十六行。
そして、この一行のみローマ字表記。
「しとり えぐも」は、「一人 逝くの」と、言う意味でしょう。
機会があれば、「永訣の朝」の全文はお読みください。
ネットでもすぐに見つかるはずですヨ。
さて、原作は、第54回文藝賞と第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子の小説。

なるほど、若竹女史は岩手県遠野市の出身だそうな、うんうん納得(笑)。
で、映画、【おらおらでひとりいぐも】。

一人暮らしの私なんかには自虐的でなかなか良い作品でした。
しかし、お若い人にはわからんだろうなぁ~、と、思いますデスはい。
コミカルでヤヤしらけつつ、哲学的で、奇想天外、捧腹絶倒?、虚実の乱舞的な作品デス。
さすがに、マンモスは…、いやいや、なんでもありの時代ですからね~。

まぁ、実は、原作は未読なのでありまして、ゆえに、映像のシュールさに…笑いました。
沖田修一監督の、「温み」と「間」は、好きですね。
田中裕子、蒼井優、濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎、東出昌大、良かったなぁ。
もはや、ポスト樹木希林は、田中裕子でしょうネ。

昭和生まれの、孫のいる人にオススメです(笑)。
コメントの投稿
さえきサン、おはようございます。
あ~、素晴らしい先生デスね。
> 「あめゆじゅ・・・とてちてけんじゃ・・・」
はい。
> あの独特の抑揚にクラスメートは皆笑いましたが、私は涙をこらえるのに必死でした。
私も小学生ならわからなかったでしょう。
> 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」というのは、雪の降らない地方の人には感覚的にピンと来ないかも知れないですね。
> でも北国・雪国で、愛する人達を看取って来た人なら直感的にわかると思います。
新潟の訛りとカナリ違いますね。
お隣の山形でさえ異次元の言葉でした。
また、城下町でしたので近郊の農村と同じエリアでありながら言葉が違いました。
はじめて読んだときには全然ピンと来ませんでした。
しかし、賢治に傾倒して四十年以上(笑)、今は、グッと来ます。
> 『おらおらでひとりいぐも』は知りませんでした。
> 原作も映画も是非触れてみたいと思います。
ただ、賢治色はそれほど強くありません。
脳内ファンタジーと言いますか、う~ん。
暇つぶしに是非(笑)。
No title
「あめゆじゅ・・・とてちてけんじゃ・・・」
あの独特の抑揚にクラスメートは皆笑いましたが、私は涙をこらえるのに必死でした。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」というのは、雪の降らない地方の人には感覚的にピンと来ないかも知れないですね。
でも北国・雪国で、愛する人達を看取って来た人なら直感的にわかると思います。
『おらおらでひとりいぐも』は知りませんでした。
原作も映画も是非触れてみたいと思います。
ひ
私見で恐縮ですが…。
> おきれいな方ですが、やはりグレーヘアーって老けて見えるのでしょうか?顔立ちは以前と変わりません。
はい、そのままですね。
また、アンニュイなトコも。
> 私も髪を染めるのがめんどくさいので、グレーヘアーを目指すことになります。先日、近所の皮膚科に行ったら、グレーヘアーのおかげか、席を譲られて複雑な思いをしました。
> こうして大人になるんだなあ。
あははは。
私は最初の孫が生まれた時に毛染めを止めました。
六年ほど前でしょうか。
最近、やっと良い感じの白髪爺さんになってきました。
田中裕子様が樹木希林様の2代目に!
私も髪を染めるのがめんどくさいので、グレーヘアーを目指すことになります。先日、近所の皮膚科に行ったら、グレーヘアーのおかげか、席を譲られて複雑な思いをしました。
こうして大人になるんだなあ。