竹伐る。
伐竹をまたぎかねたる尼と逢ふ/阿波野青畝

「木六竹八塀十郎」とか、「竹八月に木六月」と、昔から言い伝えられている。

もちろん、陰暦の話で、八月が竹、六月が木の伐採の好期。
土塀を塗るのは十月が良いとの伝承だが、それは今も続いている。
陰暦の八月は、西暦で言うとホボホボ今の時期。
九月から十月の上旬くらいまでが竹の伐り時なのですが、科学的根拠は知らない。
と、言う事で、竹伐(き)るは、秋の季語。

毎年恒例の、地元のBigイベント。
【宵の竹灯籠まつり 2023】
詳細はこちら→むらかみ宵の竹灯籠まつり
今年も出演です。
プログラム、演奏会場などは後程。
竹灯籠まつり。
当然、青竹を使用の為に伐採する。
正に、竹伐る作業が行われる。
昨年はココで演奏。
↓

今年は何処で演奏?

掌(てのひら)にひたと吸ひつく竹を伐る/大島雄作
竹伐つて嵯峨野は風の鳴りにけり/田崎凛
竹伐つてをり交番の裏の山/木下野生
足裏にあまた壺あり竹を伐る/細川知子
竹伐つて風鳴る空を残しけり/徳丸峻二
西山のこだままみれに竹を伐る/豊田都峰
町屋衆灯籠祭の竹を伐る/小栗釣月

あ。
宵の竹灯籠まつりの前に、
クラシックギターのソロ演奏が・・・。
そのお知らせは、来週あたりに。
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さぶちゃん大魔王様、こんにちはぁぁぁぁぁ。
現在使うは本物志向の庭師ぐらいではないでしょうか。
二十年ほど前、俳句の師匠の本職の手伝いをしました。
竹で垣根を作る作業でしたが、竹が十本で、三本は使えないと嘆いていました。
良質な竹も減っているのでしょう。
覚えているのは、昔からの生活地には材木屋と同じように竹問屋があって、籠類の生活用品から造園屋の竹垣や支柱、桶屋の箍、大工の足場や左官のラス、もの干し、子どもの玩具など、さまざまなところで使われていたのに、今はみんな、プラスチックですものねえ。私がいたずらに青竹で花入れを作ったり結界を組んだりのいたずらなどでは、とても竹の地下茎の進出、停めることはできません。
そうなんですね。
生活に密着していたんですね。
私の地元にも竹問屋が一店舗だけ残っています。
> 独りで竹林に入り、肥料に使うハンペンを採ったり、支柱用の竹を伐ったり、時には布袋竹の形の良いものを求めたり、矢竹や女竹のまっすぐなものをハゼ釣り用の延べ竿にするために探したりしますが、気が付いてみると竹林、道からさほど奥に入っているわけではないのに、いつもひんやりとして、竹の触れ合う音はしているのに静かで、背筋がゾウッとするというか、鳥肌が立つというのか、不思議な感じがして、早々、竹林を脱出してしまいますねえ。私が庭に栽培している山百合も、竹林の中で咲いていたのを庭に移植したものです。竹の秋は春ですが、竹伐るは秋の季語となるわけですねえ!
竹林の不思議体験。
お面白いですね。
> 竹を伐る 音も風にと 溶けあわぬ
> ひご作る 節の長きの 竹伐りに
> 今はもう、ラジコンの世界ですが、私の子どもの時代、ゴム動力のプロペラ機を自製することが流行ったものです。文房具屋で売られている竹ひごは、短かったり節があったりして、凝り性の餓鬼は自分で竹を乾かしてひごを抜いたものでしたが。もう、全部、死語でしょうねえ。
なるほどね~。
> 筍の 春を残せし 竹を伐る
> これは嘘の句ですが、春に筍採りに来た時に、育ち過ぎていたので掘らなかった竹が、秋に来てみたら、大きく育っていたので、伐ろうという句ですが、実際には当年ものは柔らかなので伐りません。株元に、春の竹の皮が残っていることを。
> 空見えぬ 竹を伐りても まだ見えず
> 竹伐りて 背筋ざわめく 枯れ笹葉
> 昨日は少しばかりの不調で寝ていましたので、セキレイ一句
> 独り畑 鶺鴒舞に 癒されぬ
> 何やらの しぐさか神代 鶺鴒尾
良いです。
ありがとうございます。
オグリン先生へ
独りで竹林に入り、肥料に使うハンペンを採ったり、支柱用の竹を伐ったり、時には布袋竹の形の良いものを求めたり、矢竹や女竹のまっすぐなものをハゼ釣り用の延べ竿にするために探したりしますが、気が付いてみると竹林、道からさほど奥に入っているわけではないのに、いつもひんやりとして、竹の触れ合う音はしているのに静かで、背筋がゾウッとするというか、鳥肌が立つというのか、不思議な感じがして、早々、竹林を脱出してしまいますねえ。私が庭に栽培している山百合も、竹林の中で咲いていたのを庭に移植したものです。竹の秋は春ですが、竹伐るは秋の季語となるわけですねえ!
竹を伐る 音も風にと 溶けあわぬ
ひご作る 節の長きの 竹伐りに
今はもう、ラジコンの世界ですが、私の子どもの時代、ゴム動力のプロペラ機を自製することが流行ったものです。文房具屋で売られている竹ひごは、短かったり節があったりして、凝り性の餓鬼は自分で竹を乾かしてひごを抜いたものでしたが。もう、全部、死語でしょうねえ。
筍の 春を残せし 竹を伐る
これは嘘の句ですが、春に筍採りに来た時に、育ち過ぎていたので掘らなかった竹が、秋に来てみたら、大きく育っていたので、伐ろうという句ですが、実際には当年ものは柔らかなので伐りません。株元に、春の竹の皮が残っていることを。
空見えぬ 竹を伐りても まだ見えず
竹伐りて 背筋ざわめく 枯れ笹葉
昨日は少しばかりの不調で寝ていましたので、セキレイ一句
独り畑 鶺鴒舞に 癒されぬ
何やらの しぐさか神代 鶺鴒尾