2015/9/9・基礎編・備忘録。

基礎編の講座内容。

1、俳句の歴史、短歌~連歌~俳諧連歌~発句~俳諧~俳句。

短歌は恋文?短歌に季語はあるのか?
参考歌
一、菅原道真~東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ

短歌[枕詞・掛詞など]と俳句と何が違うのか少々説明。
参考歌
一、長塚節~《垂乳根(たらちね)》の【母】が釣りたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども
二、大伴家持~《空蝉》の【世】は常なしと知るものを秋風寒く偲ひつるかも
三、素性法師~山吹の花色ごろも主(ぬし)やたれ問へど答へず《くちなし》にして
口無し・梔子
四、小野小町~花の色はうつりにけりないたずらにわが身世に《ふる》《ながめ》せしまに
降る・経る&眺める・長雨

連歌[複雑・インテリ層・即興性]
参考歌
近代連歌を実際に紹介して少々説明。
他、例えば100句作る場合を想定して、
一番目の句は、発端の句・・・いわゆる発句[ほっく・ホク]五・七・五
二番目の句は、そえる句・・・脇句[わきく]七・七
三句、五・七・五~四句、七・七のパタ~ン。
最後100句目は・・・挙句[あげく]挙句の果てはココからです。

俳諧連歌[市井風・パロディ・笑い]
構成は連歌と同じ、言葉遊びの要素が強い。
俳諧とは、笑い、戯れ、滑稽などの意味。

発句[五・七・五]~俳諧連歌のアタマの部分。
この発句を、文学として独立させたのが、後の俳句[明治]。
当時は、発句、俳諧と呼ばれた。

俳諧はあいさつ?
参考句
一、松尾芭蕉~[発句]五月雨をあつめて涼し最上川・後に『早し』となる
高野一栄[脇句]~岸にほたるを繋ぐ舟杭
二、宝井其角~[発句]年の瀬や水の流れと人の身は
大高源吾[子葉]~[脇句]明日待たるるその宝船

2、定型詩・俳句のルール

五・七・五の定型で詠む

リズム・韻律・七五調・五拍七拍

散文と韻文の違いについて。

五[上五]・七[中七]・五[下五]

字余り~初心者は定型で詠む、余らせるならなるべく【上五】中七ではできるだけさける。
参考句
一、杉田久女~花衣ぬぐやまつはる《紐いろいろ・6》
二、河東碧梧桐~《赤い椿・6》白い椿と落ちにけり

字足らず~初心者は定型で詠む、原則字足らずはなるべくさける。
参考句
一、藤田湘子~あめんぼうと雨とあめんぼうと雨と・・・エンドレス系
二、秋元不死男~虹が出るああ鼻先に《軍艦・4》

【季語】を入れる。

四季&新年の五季・・・季語は第二回実践編にて歳時記を参照して細かく勉強する。

季語は俳句の主役、必ず主役を立てる。
例外的に脇役に季語を置く場合あり・・・ただし、季重なり、季違いとなる。
他、比喩にて季重なり、季違いを緩和して本来の季語を立てるテクニックなどがあり、
ただし、上級者の技であり、初心者はなるべくしない。
・・・第二回実践編にて詳しく勉強する。

季重なり~一句に同じ季節の季語が二つ以上存在する事、初心者は特に気をつける。
参考句
一、山口素堂~目には《青葉》《山時鳥》《初鰹》
二、松尾芭蕉~一つ家に遊女もねたり《萩》と《月》

季違い~一句に別の季節の季語が二つ以上存在する事、初心者は特に気をつける。
参考句
一、松尾芭蕉~《蛤・春》のふたみにわかれゆく《秋》ぞ
二、飯田蛇笏~くろがねの《秋》の《風鈴・夏》鳴りにけり
三、与謝蕪村~《菜の花・春》や《月・秋》は東に日は西に
強い季語、弱い季語、他の季語を弱める方法など。

動詞は一句に一つが基本、二つ以上は、上級者のみOK。
参考句
一、三村純也~《滴り》にうながされては《滴れる》
二、松尾芭蕉~田一枚《植ゑて》《立ち去る》柳かな          
三、正岡子規~柿《くへば・喰えば》鐘が《なるなり》法隆寺   

ひらがなの促音[小さな・っ]&拗音[小さな・ゃ、ゅ、ょ]は大きく表記する。
*ただし、不特定多数に読んでもらう場合は如何か?正式な句会や投稿以外は小さくて良いのでは?* 
カタカナは小さくて良い。

作句でマスはあけない。

。 、?! は、基本つけない、明確な意図がある?場合は???

外来語はカタカナ、他、なるべく漢字で表記をする。
*ただし、意図的なもの・・・例えば、長崎ではなく、ナガサキとして原爆のイメージなど*
*漢字が多過ぎる場合ひらがなで緩和する場合あり*

一句の終わりに来る季語のふりがなは省く。
暑気払い→暑気払 秋夕焼け→秋夕焼
*ただし、不特定多数に対してはちょっと疑問あり*

新旧仮名遣いをMIXしない。
参考句
一、加賀の千代女~朝顔に釣瓶とられてもらひ水
旧:あさが[ほ]につるべとられてもら[ひ]み[づ]
新:あさが[お]につるべとられてもら[い]み[ず]

3、俳句の種類?について。

無季俳句についてアレコレ。
参考句
一、与謝蕪村~襟にふく風あたらしきここちかな
二、小林一茶~亡き母や海見るたびに見るたびに

季語が動くについてアレコレ。

自由律句についてアレコレ。
参考句
一、種田山頭火~水音がねむらせないおもいでがそれからそれへ[村上市の歌碑]
二、尾崎放哉~こんなよい月を一人で見て寝る
三、住宅顕信~やりきれない気持ちのリンゴにナイフが置かれている

4、俳句の創作について。

花鳥諷詠について。

客観写生について。

俳句の基本は写生である・・・・。
『物の見えたるひかり、いまだ心に消えざるうちに、言ひとむべし』

余韻を残すべし・・・・。
『言いおうせて何かある』

先達の歌・句を尊重しつつ、上面だけ真似ない。
『古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ』

西行や、古典に学ぼう。
モノノアワレを感じることを心がけよう・・・そして、旅に、吟行に出よう。

作句の注意事項その他。

~主観をさける・・・美味しい、綺麗、・・・みたい?
~少ない言葉で伝える。
~感情をおさえる。
~読み手がその場面を想像できるか?映像化できるか?
~オリジナリティを高める。
~言いたいことがはっきり伝える。
~説明・報告・作文的にならない。
~固有名詞はなるべく使わない。
~五・七・五を各々切らない・・・三段切を初心者はさける。
~イメージを被らせない。
~ありきたりな、月並な表現をさける。

比喩について、アレコレ。
比喩の四パタ~ンについては、二回実践編にて実例を参考に細かく勉強する。

切れ字について。
~現在使用されている切れ字・や、かな、けり。
他、もがな、いかに、らん、ぬ、ぞ、ず・・・etc。
一句に切れ字は一つが原則。
切れ字は、二回実践編にて実例を参考に細かく勉強する。

推敲の作業についてアレコレ。
参考句
松尾芭蕉~[閑や岩にしみ入る蝉の声]に至るまで解説。

添削について。

兼題について。

第二回実践編までに、どのようにして句を詠むか?
連想する方法・言葉の使い方・など、アドバイス、あれこれ。

メール&葉書による指導についてアレコレ。

兼題【茸】&【秋の海】

次回、実践編へ続く。
プロフィール

オグリン♪

Author:オグリン♪
HEBOギタリストにして俳人:小栗釣月/おぐりちょうげつ(俳句愛好会[幹]主宰)。

TVを観る習慣がありません。
ゆえに毎日、読書・映画・音楽三昧。

新潟県M市在住。

血液型0・天秤座。

好きな言葉!
【廓然無聖/かくねんむしょう】・神仏を尊び神仏に頼らず・真実と誠実と無くしては礼儀は茶番であり芝居である。

好きな映画!
黒澤の初期・ミッドナイトラン・ブレードランナー・Contact・LesMisérable/1998・スモーク・LET THE RIGHT ONE IN
『A』・椿三十郎・『男はつらいよシリーズ』

好きな音楽!
ロック・ブルース・ジャズ・ボサノヴァ・昭和歌謡。

現在の音楽活動!

Chu-Lip(TULIPのE系カバー:sextet)

サボテンズ(TULIP&BeatlesのA系カバー:quartet)

Van-Colors(吉田拓郎のE系カバー:quintet)

KuriSshu(吉田拓郎のカバー:Duo)

Poco a Poco(JPOP/昭和歌謡:Duo)

オグリン(クラシック:Solo)

尊敬する日本人!
聖徳太子・弘法大師・法爾大師・西行法師・楠正成・大谷刑部・真田幸村・立花宗茂・保科正之・横井也有・大愚良寛・吉田松陰・二宮尊徳・濱口梧陵・緒方洪庵・新渡戸稲造・高橋是清・南方熊楠・正岡子規・嘉納治五郞・八田與一・白州次郎・司馬遼太郎・宋英傑・狩谷明・小林益夫。

好きな作家!
歴史モノ(司馬遼太郎・塩野七生)・SF(夢枕獏・神林長平・半村良・山田正紀)・宗教モノ(親鸞・空海)エッセイ(椎名誠・浅田次郎・阿川佐和子)

好きなもの&人!!!
SF・アニメ・宗教全般・映画・読書・麻雀・フラメンコ・赤穂浪士・旗本退屈男・阪神タイガース・理知的な瞳の細身ツンデレちゃん・アルコール全部・ネイビーブルー・黒・桜・薔薇・紅葉・月・虹・東雲・黄昏時・天皇陛下・幕末・猫・うさちゃん・蛍・熱帯魚・亀・鮎・のどぐろ・茸・貝類・タラの子・里芋・お鮨・ラーメン・日本蕎麦・甘口カレー・河豚&鼈・KFC・コーヒー・チョコ・紅茶・京都・スペイン・台湾・仏像・ツチノコ・鋸クワガタ・つげ義春・みうらじゅん・攻殻機動隊・GAMERA・Snoopy・ふなっしー・woodstock・IVY・ミニクーパー。

還暦に自分の句集を出すのが夢です。

自衛隊は国防軍でありますっ♪

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