5/29・本日・『晶子忌/あきこき』
by与謝野晶子
本日、5月29日は、歌人・詩人・作家・思想家、
与謝野晶子/よさのあきこ・・・・の忌日(昭和17年没・64歳)デス。
(1878年 ~1942年)

歌集『みだれ髪』(なんと23歳の作品)を知らない人はいないでしょう、
・・・・他、『君死にたまふことなかれ』が有名です。

作品を大量生産する様を、かの森鴎外が「晶子曼荼羅」と讃えたとか・・・。
歌も、子供(十一人)も、大量生産(笑)肝っ玉母さんです♪
DE、
『君死にたまふことなかれ』の一部。
ああ、弟よ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親のなさけは勝りしも、
親は刃をにぎらせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
24までをそだてしや。
日露戦争の時なんですよね~、
日本で最初の反戦歌?かもしれません、
詳しく知りたい方はググッてね。
【晶子忌/あきこき】
口紅の汗かいてゐる晶子の忌/黛まどか
晶子忌の蛍も恋の火を育て/井沢正江
晶子忌やはげしき恋も才のうち/青木綾子
音高く日傘ひらきぬ晶子の忌/渡邊千枝子
では、晶子本人の歌をいくつか。
みだれ髪を 京の島田に かへし朝 ふしていませの 君ゆりおこす
髪五尺 ときなば水に やはらかき 少女ごころは 秘めて放たじ
海恋し 潮の遠鳴り かぞへては 少女となりし 父母の家
冬の夜の 星君なりき 一つをば 云ふにはあらず ことごとく皆
「紫の ゆかりの色の 衣(きぬ)かつぎ ねむりておはす 少女のように」
晶子の葬儀に参列した、新潟県長岡市に縁のある詩人、堀口大学が晶子捧げた歌。
晶子は温泉好きで日本中を旅して各温泉地で多くの歌を詠んでいます。
実は、私の地元、瀬波温泉に宿泊して多くの歌を残しました。
しかし、ご主人の鉄幹さん(妻をめとらばぁ~、の人)の影の薄いこと、ま、仕方ないですね。