4/30・本日・【荷風忌/かふうき】
色町や真昼しづかに猫の恋
うぐいすや障子にうつる水の紋
葉桜や人に知られぬ昼遊び
本日、四月三十日は、永井 荷風/ながいかふう・・・・の忌日デス。

1879年(明治12年)12月3日~1959年(昭和34年)4月30日
代表作は『墨東綺譚』・『断腸亭日乗』
DE、この写真こそが荷風らしい。

永井荷風、興味のある人はググって見て下さい。
【荷風忌】
独り身の自由が淋し荷風の忌/山田具代
荷風の忌墨東の川すぐ濁る/福島勲
荷風忌の踊り子がガムを噛む楽屋/伊藤黄雀
荷風忌の雲の移り気見てゐたり/吉川高詩
荷風忌や精養軒のオムライス/佐藤紫城
荷風忌を駱駝に乗りて遊びけり/有馬朗人
荷風の忌着崩れしまま水茶漬/小栗釣月
では、荷風の春の句を幾つか。
深川や花は無くとも春の水
傘ささぬ人のゆききや春の雨
昼寄席の講釈聞くや春のあめ
行春やゆるむ鼻緒の日和下駄
辞世句はいくつも説があるんですが、私が好きな句を。
【紫陽花や身を持ちくづす庵の主】

あやかりたい〈笑〉