私の地元では、左義長(三毬杖)!

きな臭き世の左義長の大ほむら/高澤良一
左義長の火中に鶴の舞へりけり/古舘曹人
左義長の周りを子らの駆け通し/瀧澤伊代次

小正月に行われる火祭りの行事。
正月飾りや書き初めを燃やす・・・餅やスルメも焼く。


歳神、道祖神の祭りとされる地域が多い。
最近では、除夜の鐘に引き続き、
公害であるトカで、行わない神社や氏子も多く、
はぁ、悲しくも嘆かわしい、世も末である・・・。
まったく情けない、古よりの文化が消えてゆくWA。
左義長は、『徒然草』にも見られ、
鎌倉時代には庶民の間でおこなわれていたらしい。
起源は諸説あるが、平安時代の宮中行事の遊びで、
アイスホッケーに似た、毬杖(ぎっちょう)を、陰陽師が、
謡い囃して焼かせ、天覧に供された事のようである・・・。

なんか、マジ!アイスホッケーなんですけど・・・(笑)
で、左義長
地方によって呼び方も日程も異なるが、
だいたい、1月14日の夜または1月15日の朝に、
刈田跡で行うが、8日や10日の地方もある。
別名、とんど(歳徳)・どんと焼き・どんどん焼きなどなど多数。
大崩れして面目のとんどかな/土橋石楠花
くろこげの餅見失ふどんどかな/室生犀星
星辰のしづけさに燃ゆどんどかな/鈴木貞雄
左義長や行きかふ人に火の匂ひ/細谷喨
左義長や鏡のごとき今朝の阿蘇/河原白朝
左義長の闇を力に火の柱/檜紀代
