12/12・小津安二郎の命日。
砲声に崩れ落ちたる牡丹かな
どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う。
男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、それでどうにかならなかったときは諦めろ。
お若い方は知らないのですね~。
本日は、映画監督で脚本家の、小津安二郎の命日デス。

1903年(明治36年)12月12日~1963年(昭和38年)12月12日。
まぁ、私もそれほど詳しいワケじゃぁ~ナイのですが、
いわゆる、「小津調」なる、映像美を作り出しましたっ。
映画作品は多数、是非ご覧下さい。
で、俳人としての・・・小津安二郎。
二十代に俳句を始め、蕪村の句をもっとも好んだと言う。
一人身の心安さよ年の暮
わが恋もしのぶるまゝに老いにけり
口づけも夢のなかなり春の雨
ぬかるみに梅が香低う流れけり
行水やほのかに白し蕎麦の花
つくばひに水の溢るる端居かな
黒飴もひとかたまりの暑さかな
手内職針の針のさきのみ昏れのこる
未だ生きている目に菜の花の眩しさ
月あかり築地月島佃島
春の雪石の仏にさはり消ゆ