紅梅。

「白梅」よりも、やや遅咲きに「紅梅」。

古人の繊細な遅速を愛した。
ゆえに、平安期の『和漢朗詠集/藤原公任』において、
他の梅と紅梅とは、キチンTO区別されているのでア~ル。

また、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿、柿折らぬ馬鹿」とも・・・。

紅梅やけふは涅槃に香をさヽげ/杉山杉風
紅梅や雨のふりたるぬり盥/夏目成美
紅梅やひらきおほせて薄からず/睡闇
紅梅や鳩ほくほくと甃(しきがわら・敷瓦)/川端茅舍
紅梅や病臥に果つる二十代/古賀まり子

紅梅や一人娘にして凛と/上野泰
瞑れば紅梅墨を滴らす/角川春樹
白板をツモると紅梅がひらく/金原まさ子
紅梅のゆるく始まる和音かな/宮本佳世乃
紅梅や夜待たずして閨に入る/小栗釣月

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こちらも凄い風です。
しかし、あまりにも脆弱な危機管理、平和ボケであります。
ウイルス系の対策は、諸外国だと軍の管轄。
まともなインテリジェンスもなく、まったく法整備を早くと思います。
難民だって今の法律じゃ駄目ですね。